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建設フォーラム 美しい日本2005レポート

昨日、11月15日、目黒雅叙園で「美しい日本2005」というセミナーが行われました。
以前、紹介しましたが・・・
行ってみるとやはり建築系の講演会でした。
全体を通して、印象に残っているのは、
都市に関しのて、景観と人間生活の関わり方が、人間レベルのものというよりは、経済レベルで形成されて行ってしまったことで、現在の東京のような都市の景観が出来上がってしまった・・・・というような事を、聞いていて感じました。

早稲田特命教授の伊藤先生の話の汚い景観の事例を集めたもの、

放置自転車、栃木の鬼怒川温泉の潰れたホテルの廃墟、地方都市の商店街の廃墟、日本橋、派手な商業建築、街中の廃墟、宇都宮(あくまで事例)駅前の消費者金融の看板、密集した電線、ビル屋上の設備機器、高速道路のインターチェンジの看板、商店街のはみ出し陳列、田んぼの看板
など、
現在の日本の現状を表していてとても面白かった。

このフォーラムはテーマトラックというカタチでそれぞれ、
景観、東京都市再生プロジェクト、オフィスビル、環境、建設IT活用、
と講演する内容が分かれていて、
私は、環境を選択したのですが、

その中で一番面白いと思ったのは、
「緑と農による都市再生への潮流」という題の
東京農業大学教授の進士五十八先生の講演でした。
少々、建築・デザイン系の人の話を聞いていたので新鮮というか何と言うか、違う視点での話を聞く事が出来た。
印象に残っていることは、
人間も生き物だ」という当たり前の事が忘れられている、
今の都市は人間が生きる場所になっていないという事だ。
「都市再生というのは、人間再生に他ならない」ということだ。
自然は多様なもので出来ていて、それがネットワークを作り、システム化している。
しかし、現在の都市は人工的に人間が作り出し、部分部分を、それぞれ勝手につくり出したり、全体的なバランスを見ることが出来なくなっている。これでは、不具合が生じるのは当たり前なのだ・・・・ということ。
そして、いつの間にか、人間でさえ、使い捨てのロボットのような状況にあるこの社会構造。普段生活する中で仕事に追われ、本来の、生物、自然の一部としての人間性を省みることなど到底できない。
そんな風に私は話を聞いて感じ取ることが出来た。
これからは、設備なら、設備だけを部分的にだけやっているだけでは駄目なのかもしれない。
生産性とコストだけを考えるのではなく、その先を考え、将来どのようにして行くかといった明確な社会的思想を持ち
全体を捉える事が出来る視野を持たなければ、人間再生をすることはできないのかもしれない。

2005年11月16日 飯沼靖博 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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